看護管理者は医療現場で働く看護師を支え、指導する立場として必要不可欠。
看護師の中には将来、看護管理者になりたいというかたも少なくないのではないでしょうか。しかし看護管理者になるには条件を満たす必要があるので確認してみてください。
まず看護管理者には看護主任・看護師長・看護部長という3つの役職があります。大きい規模の病院ほど、これらの役職の必要性があり、現場と経営をつなぐパイプの役割を担います。
看護主任になるには看護師の経験年数が10年以上が必要です。目の前にいる患者の看護だけでなく、部署や病棟全体の看護師や患者の管理に気を配る立場です。他の看護師への指導やサポートなどができていると良いですね。
看護師長になるには10~20年の経験と、管理者としての経験も考慮されます。ただ看護師として患者に看護サービスを提供するだけでなく、管理者としてどのような取り組みをしたのか、それによって病棟や看護師がどのように変化したのかといった、実績があるかどうかもポイントになります。
看護部長には30年以上の現場経験と管理者の経験が条件とされます。看護のトップでありながら、病院の経営にも関わってくる立場になるので広い視野での活躍が期待されます。看護部長として求められるのはマネジメント力、指導力、経営の知識など様々。看護師としての知識だけでなく、幅広い分野の知識の習得が必要でしょう。
看護管理者になるには看護のスキルだけでなく、分野の異なるスキルも必要となってきます。
貪欲に知識を吸収して病院に貢献できるような看護管理者になりましょうね。